道具には開発者の意図がある
- 3 分前
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No.116
こんにちは。
いつもありがとうございます。
Noëlhairの二瓶武士です。
道具には開発者の意図がある
仕事をしていると、
本当にたくさんの道具を使います。
同じ仕事を、
長く続けていると、
どうしても出てくるものがあります。
それが、
自己流。
経験を重ねるほど、
「これはこうした方がいいはず」
「自分にはこのやり方が合っている」
そんな“自我”のようなものが、
少しずつ強くなっていきます。
それが、
良い方向に転ぶこともあります。
けれど、
必ずしもそうとは限らない。
道具には、
説明書や仕様があります。
それは、
作った側の人たちが、
時間と知恵を使って導き出した、
「これが最適」
「これが最善」
という使い方。
自己流というのは、
その前提を、
無意識に無視している状態でもあります。
…実は、
それをやっていたのが、
私でした。
最近、
ある道具を使っていた時のこと。
ふと見ると、
持ち手の部分に小さなくぼみがある。
「あ、ここも使う前提なんだな」
要するに、
そこにも手をかけることで、
ベストな動きになる、
という設計。
でも、
私はそこを使っていませんでした。
自己流で、
「これがベストだろう」
と思い込みながら。
そこで、
ふと思ったのです。
「この窪みに、
ちゃんと合わせてやってみるか」
…やってみた結果。
すごい。
めちゃくちゃ使いやすい。
動きが、
驚くほどスムーズ。
「え?
こんなに違うの?」
って、
本気で思いました。

その瞬間、
頭に浮かんだのは、
これです。
「俺、
何を何十年も
やってきたんだろう…」
恐ろしくなるほどの、
反省。
同時に、
ちょっと笑えてくるような、
気づき。
経験は、
とても大切です。
でも、
経験が長くなるほど、
基本に戻ることは、
意外と難しい。
道具は、
黙っていても、
ちゃんと教えてくれています。
「ここを使って」
「こう動かして」
その声を、
聞いていなかったのは、
自分だった、
というだけの話。
最近は、
道具を見る目が、
少し変わりました。
「これ、
どう使われる前提で
作られたんだろう?」
そう考えると、
仕事の精度も、
動きも、
自然と整っていきます。
自己流が悪いわけではない。
でも、
意図を理解した上での自己流と、
無視した自己流は、
まったく別物。
そんなことを、
一本の道具に、
教えられた日でした。
Noëlhair founder 二瓶武士
