「ドーパミン的幸福」と「オキシトシン的幸福」〜結果より過程、人とのつながりの中にある幸せ〜

No.83

こんにちは。

いつもありがとうございます。

Noëlhairの二瓶武士です。

最近、ある本を読んでいて、

とても心に残った言葉がありました。

「ドーパミン的幸福」と

「オキシトシン的幸福」という考え方です。

一言でいうと、

目標を達成したときの快感と、

人とのつながりの中で感じる安心感。

このふたつの幸福の違いを知ることが、

今をもっと大切に生きるヒントになる、

そんな気がしました。

目標を追い求めるドーパミン的幸福

まず、ドーパミン的幸福というのは、

何かを「達成したとき」に感じる喜び。

例えば、

試験に合格した。

仕事で成果を出した。

目標体重までダイエットに成功した。

そんな瞬間に脳内で出るのが、ドーパミンです。

いわば「快感のご褒美ホルモン」。

でも、この幸福は一時的なもので、

すぐに「次の目標」を求めてしまう。

達成してもすぐに物足りなくなってしまう。

だから、終わりのない競争の中にいたり、

常に結果を出さなければと焦ったりする。

これが続くと、「もっと、もっと」となり、

心が休まる時間がなくなってしまいます。

オキシトシン的幸福は「つながりの中」にある

一方で、オキシトシン的幸福というのは、

人との信頼やつながりの中で感じる安心感。

家族や仲間との穏やかな時間、

ペットをなでているときの癒し、

誰かと心を通わせた瞬間。

こうしたときに出るのが、オキシトシン。

「愛情ホルモン」とも言われます。

この幸福感は、静かで深くて、持続性があります。

競争や成果に関係なく、「今ここにある幸せ」に気づける感覚。

忙しい日々の中で、このオキシトシン的幸福を

どれだけ感じられるかが、

心の豊かさに繋がるんじゃないかなと思います。

幸せを「感じる力」を育てよう

僕らはつい、

「何かを手に入れたら幸せになれる」と思いがちです。

でも、その「何か」を手に入れても、

しばらくするとまた次を追いかけてしまう。

幸せは未来にあるんじゃなくて、

実は「今」にあるんだと思います。

誰かとの笑顔の会話。

今日のご飯がおいしかったこと。

ちょっとした「ありがとう」。

そんな小さな出来事の中にこそ、

オキシトシン的な幸福は潜んでいます。

それに気づける感性こそ、

本当の「幸せになる力」なのかもしれません。

成功もいい。でも「続く幸せ」も大事にしたい

もちろん、ドーパミン的幸福も悪いわけじゃないです。

挑戦したり、達成したり、

前に進むためにはとても大事なもの。

でも、それだけに偏ると、

自分を見失ってしまうこともある。

だから私は、日々の中にある

「オキシトシン的な幸せ」を

見つけられるようになりたいです。

私の仕事も、まさに人とのつながりの中で生まれる幸福。

お客様の笑顔、「ありがとう」の一言、

そのひとつひとつが、私にとっての豊かな幸せです。

幸せには「ドーパミン的な一瞬の喜び」と、

「オキシトシン的な持続する安心感」がある。

どちらも大切。でも、焦らずに「今ここ」の幸せに気づくこと。

それが、もっと心を穏やかにしてくれるのかもしれません。

今日も誰かと笑い合える一日に、感謝です。

Noëlhair founder

二瓶武士