「1時間に〇〇ミリの雨」って、実際どういうこと?
- 二瓶武士

- 7月10日
- 読了時間: 3分
No.52
こんにちは。
いつもありがとうございます。
Noëlhairの二瓶武士です。
今日は、ほんとにすごい雨が降りましたね。
お店に来てくださったお客様とも、
そんな話で盛り上がりました。
「いや〜、天気予報で
“1時間に100ミリ”とか言ってたけど、
あれってなんか細かい決まりがあるんですかね?」

たしかにそうですよね。
数字で言われても、実際どのくらい
降ってるのかピンとこない。
僕も前から気になっていたので、
今回はちょっと調べてみました。
ミリってどういう意味?
まず「1時間に100ミリの雨」というのは、
“1時間の間に、地面にたまる雨の水深が
100ミリ(=10センチ)になる”という意味。
地面にバケツを置いていたら、
その中に10センチ分の水がたまる感じ。
つまり「雨の量」というよりは
「雨の厚み・深さ」を表してるんですね。
どれぐらいのレベルの雨?
じゃあ、「100ミリの雨」って
どれぐらいすごいのかというと……
気象庁では、だいたい
こんなふうに分類されています。
10〜20ミリ/時:やや強い雨(傘が必要)
20〜30ミリ/時:強い雨(道路が濡れて見えにくくなる)
30〜50ミリ/時:激しい雨(車の運転が危ない)
50〜80ミリ/時:非常に激しい雨(ゴーッと音がするくらい)
80ミリ以上/時:猛烈な雨(災害級)
100ミリなんて聞いたら、
もう本当に注意が必要なレベルなんです。
雨量の“1平方メートル”ってどれくらい?
ちなみに「1平方メートル」って
どれぐらいかというと、
縦1メートル × 横1メートルの正方形。
畳より少し小さいくらいの広さ。
そこに水が10センチも積もるとしたら、
かなりの量ですよね。
雨ってどうやって測ってるの?
気象庁などの観測所には
「雨量計」という機械があります。
中でも「転倒ます型雨量計」
という仕組みが面白くて、
小さなバケツに水がたまると、
パタンとひっくり返る。
この“ひっくり返る回数”で、
雨量を計算してるんです。
なんだかシンプルだけど、
ちゃんと測れてるのがすごい。

雨量の知識、日常でも役に立つ
普段の生活では、
そんなに意識しないかもしれないけど、
「どれぐらいの雨なのか」を
知っておくと、防災にもつながる。
とくに台風や線状降水帯が出やすい季節は、
“1時間に〇〇ミリ”という情報だけで、
危険の度合いがわかるようになる。
知ることで守れることもある
「今日はすごい雨でしたね」
という会話から、
ふとした疑問で調べてみた
「1時間に〇〇ミリ」という表現。
実は命を守るための
大事な指標だったりします。
天気予報の数字が、
ちゃんと自分の行動を決める
ヒントになるって思うと、
ちょっとだけ天気に対する
見方も変わってきますよね。
ぜひ、この知識を覚えておいてくださいね。
Noëlhair founder
二瓶武士




コメント